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「フットスクエア森田店長の日々徒然」アルバイト審判に求められる資質とは?(6)―ワンデイフットサル大会がそもそも抱えている困難

こんにちは。森田です

いやぁ寝不足です。開幕から数日間はほとんど寝れないながらもハイテンションな日々を過ごしていましたが、そんなもの長く続く訳もなく、挙げ句の果てに不調に陥りこの先週の書くはずのコラムをお休みしてしまいました。ごめんなさい。


(6)―ワンデイフットサル大会がそもそも抱えている困難

しばらくワールドカップ関連のお話をさせていただいておりましたが、今日は初心に帰ってフットサル審判の話に戻りたいと思います。何回か前にフットサルの試合での「ゲームコントロール」についてお話させていただきましたが、今回はその続きです。その際は『審判目線ー面白くてクセになるサッカー観戦術』からゲームコントロールに必要な6段階対応というものを引用しました。

⑴ 1対1での注意(プレー停止なし)
⑵ だれにもわかるよう注意(プレー停止なし)
⑶ 最後の注意(プレーを停止して)
⑷ イエローカード(プレーを停止して)
⑸ 2枚目の警告で退場(プレーを停止して)
⑹ 即レッドカード(プレーを停止して)

『審判目線ー面白くてクセになるサッカー観戦術』松崎康弘

この6段階対応を説明するパラグラフにはゲームコントロールをするにあたりとても重要だなと思う記述があります。

審判は、選手がどのような気持ちでプレーしているのかを常に察知していなければならない。そのためにはファウルがありそうだと「気づく」ことが必要である。

『審判目線ー面白くてクセになるサッカー観戦術』松崎康弘

"ファウルがありそうだと「気づく」こと"ができているかできていないかで、小さなファウルであれ大きなファウルであれ対応の仕方は大きく変わってきてしまいます。前回も触れたようにアルバイトの審判がゲームコントロールを意識してジャッジを行うのはほとんど最終目標と言ってもいいような段階ではありますが、もう少しゲームコントロールについて詳しく考えたいと思います。

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初めて出会うたくさんのプレーヤー

前回6段階対応を紹介した際には実際に現場で行っているゲームコントロールしていくための方針については、⑵だれにもわかるよう注意 を優先しているというくらいのことしか述べませんでした。今回はワンデイフットサル大会が行われる状況について少し詳しく解説し、それに合わせたゲームコントロールについて話していきたいと思います。

ワンデイフットサル大会とは、都リーグからFリーグにいたるまでの公式に行われるフットサルの試合とは異なり、どちらかというと休日を楽しむためのイベントとして発展してきました。その結果たくさんのチームが集まり10分〜15分のゲームを3〜4時間かけて行っていくパターンが一般的に行われています。

そこでワンデイフットサル大会が公式に行われる試合とは異なった状況を以下に挙げたいと思います。

・ルールをまだ知らないプレーヤーがいることがある
・審判が知らないプレーヤーがたくさんいる
・3〜4時間の間に5チーム以上(約35人以上)のプレーヤーをジャッジする

このようなことを前提に審判を行っていくわけですが、ファウルがありそうだと「気づく」にはこれらのこととどう向き合っていくかを考えなければなりません。

まず、ルールが知らないプレーヤーがいるのはワンデイフットサル大会の宿命的な部分があるわけですが、この場合はファウルよりもキックインやゴールクリアランスなどの進め方の違反が起きることが多いです。そこに「気づく」ことができるようには、「この人はルールを知らないプレーヤーなのか?」というアンテナを常に張っていなければなりません。またファウルが重なり第2PK(累積ファウル後の直接フリーキック)を進める際などは、進め方を知らないプレーヤーが多いこともあるので、混乱した雰囲気であっても落ち着かせながら全員に位置取りを伝えるということが必要になります。

知らないプレーヤーが多くいることも避けられないことではありますが、まったく情報がない中ではファウルがありそうだと「気づく」ことは難しくなるものです。そこで力を発揮するのがフットサル大会は始まる前の時間、プレーヤーと面と向かった瞬間から観察をするということです。いでたちや走り方、ユニフォームの着こなし方などからプレースタイルや技術の高さなどを予想していきます。これを習慣づけることでプレーヤーの資質を見抜く力が付くと思います。また、審判が複数いるなら早い段階で情報を交換したり、お互いの予想を話あったりすることはとても有効です。これらの予測を積み重ねて、ファウルがありそうだとなるべく早く「気づく」ことにつなげていきます。

また、たくさんのチームがいてたくさんのプレーヤーをジャッジしなければならないということもあります。これもなるべくチームの情報を頭にいれながら進められると「気づく」ことにつながっていきます。例えばタイプAとタイプBのチームの試合はパス主体でいいゲームになるだろうな、とか、タイプBとタイプCの試合はロングボールが多くなるかな、などのシミュレーションが試合前にあれば、ファウルのありそうなポイントに対しての予測もでき、「気づき」につながります。

まとめると、これらの状況に対して常にアンテナを張り観察とシミュレーションで補っていくことが肝要であると考えています。

「だれにもわかるよう注意」を優先する

前回ゲームコントロールについてお話させていただいたときは、「だれにもわかるよう注意」を実際には優先しています、と言いました。それをアルバイト審判に促すことで競技規則の理解を深めてもらうという狙いもあるのですが、これまでにお話した点を踏まえてのものでもあるわけです。

たった10分の試合であっても、審判もお互いのチームも知らない者どうしの状況、思いがけないファウルがその状況を短い時間で悪い雰囲気にしてしまうこともあります。この状況に審判が「だれにもわかるよう注意」をして、プレーを見ているということをアピールし存在感を示すことでお互いをリスペクトしあう雰囲気の第一歩を促すことが必要なのです。

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とはいえ失敗することもたくさんあるわけですが、ワールドカップが終わってもたくさんの方がフットサルをしたいと思える環境を作っていきたいなと思う次第であります。

ご清聴ありがとうございました。

■著者プロフィール■
森田 真一 1979年生まれ。紆余曲折あったあと、2009年12月からフットスクエア江東・森下ショップリーダー(店長)。
Twitter:
@Shinichi_dingo (森田 真一)
@FOOTSQUARE_mori (フットスクエア江東・森下)
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