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「フットスクエア森田店長の日々徒然」【W杯直前】―フットサル審判からみる「ゴールラインテクノロジーが迎える初のワールドカップ!」

こんにちは。森田です

いやぁ、楽しみですねワールドカップ。日々の喧騒から逃げ出したいと思うたびに頭によぎります。フットサルサイトでサッカーの話をするのは場違いであろうかとは存じておりますが、楽しみすぎるので今日はサッカーブラジルワールドカップについてお話させていただきます。


■ゴールラインテクノロジーについて

スポーツを楽しむ観客が審判の判定に納得がいかないことは現実としてあるわけで、映像技術の普及に伴い各スポーツでもビデオ判定などが導入されてきたわけですが。大相撲の世界では1960年代にはすでに当時の国民的人気を背景にビデオ判定が導入されています。勝敗の瞬間が主である大相撲では導入は比較的容易だったのかもしれませんが、複雑にルールが絡み合う球技の人気スポーツでは技術の進歩を待った上でほとんどが2000年以降に導入が行われています。

サッカーは、といいますと、"サッカーは人がプレーし、人が審判する"という精神の元、機械判定そのものに対する抵抗があったため様々なスポーツの中では消極的なポジションにいたわけですが、その精神をもってしても拭えない問題を抱えていました。それはタッチラインを走る副審(古くは線審)がオフサイドラインを監視してオフサイドの反則があったか否かの判断をすると同時にゴールラインを監視してボールがゴールラインを割ったか否かの判断をしなければならないという問題です。

副審の経験があれば気づく人は少なくないと思いますが、ある程度オフサイドラインが高いときに攻撃側の選手がスルーパスを出そうとしていてオフサイドラインを監視していると、その選手が急にシュートを選択した場合、仮にボールがゴールネットを揺らしたとしても副審がゴールライン上でボールがゴールラインを割った瞬間を目撃することはできないのです。

そのため、ゴールの判定に限りサッカーでは機械判定が検討されてきました。まぁそれも結構なコストがかかるようで、ビデオを使うものや磁場を使ったものなどいくつかの技術が採用されているようです。

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■2010年ワールドカップ、イングランドの悲劇

僕がイングランド人であったら「仕方ないよね」とは言えないんだとは思います。しかし2010年の南アフリカワールドカップでのドイツ対イングランド戦、ランパード選手のシュートがゴールバーを叩いて下に跳ね返りピッチの中に戻ります。ボールはゴールラインを割ったかに見えましたがオフサイドラインに位置度っていた副審からはボールがゴールラインを割ったかどうかの判断ができませんでした。その上ゴールの真上から撮影していたテレビカメラがボールがゴールラインを割った映像を捉えていて、これが世界中を流れることになります。

個人的には副審の役割に限界があることは知っていましたし、そのゲームの審判団では判断は無理だろうということもその場でわかったので「仕方ないよね」と思ってしまいました。しかし普通に考えてそれが日本代表の本田のシュートであったならばそうは言えなかったでしょう。またそういった不条理が吹き出てしまうのもワールドカップの魅力のひとつなのかなとも考えつつではあったわけですが。

ただそれ以上にドラマチックであったのは、ワールドカップの3ヶ月前である2010年3月に国際サッカー評議会が、それまで進めてきたゴールラインテクノロジーの導入を拒否し、今後も検討しないという決定をしていたことです。ゴールラインテクノロジーのコスト面もさることながら、"サッカーは人がプレーし、人が審判する"という精神を貫き通すという意思決定をした直後に「結果的な誤審」が起こってしまったのです。これにはよくいう魔物の存在を想起せずにはいられません。


■ゴールラインテクノロジーが迎える初のワールドカップ

2010年のワールドカップを契機に、ゴールラインテクノロジーの導入は加速され欧州主要リーグや国際試合などでも導入が進んでいるようです。2013年のコンフェデレーションズカップではすでにゴールラインテクノロジーは導入されていて、同じ技術がワールドカップでも採用されるということです。ただ注意しなくてはならないのは主審はゴールラインテクノロジーを採用しないとすることもできるので、すべての試合でゴールラインテクノロジーが用いられるわけではありません。

普段フットサル審判をする身としてはゴールラインテクノロジーはすごく遠い異国の話なのですが、一流選手のプレーを参考にするように一流審判のジャッジはもちろん参考になります。といえオフサイドのないフットサルにゴールラインテクノロジーが導入される日がくるのであれば、それはフットサルが超人気スポーツになった日のことなんだろうな、ということを考えながら審判中にゴールラインまでダッシュしたりするわけです。

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いちサッカーファンとしても今度はゴール判定をめぐる悲喜交々に魔物が襲ってきてほしくないなという思いであり、せめて日本の試合は避けて通ってほしいと切に願う次第です。どっちかっていうと心配なのは完成直後のスタジアムなんですけどね。

■著者プロフィール■
森田 真一 1979年生まれ。紆余曲折あったあと、2009年12月からフットスクエア江東・森下ショップリーダー(店長)。
Twitter:
@Shinichi_dingo (森田 真一)
@FOOTSQUARE_mori (フットスクエア江東・森下)
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