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[ピヴォチャン全国大会]ブラックショーツ・田口慎をMVPに選考したホセレ氏は「彼は判断が一番早かったしよかった」といい、選ばれた田口は「僕が一番びっくりしてます(笑)」

MVPの選者はスペインのチャンピオンチーム、インテル モビスターのスカウトマン、ホセレ ゴンザレス氏(写真左)。選ばれたのはブラックショーツの田口慎(21歳/同右)。お兄ちゃんは現役のFリーガーだ。

 

ピヴォチャン2016のファイナルの舞台に立った猛牛打線(フウガドールすみだバッファローズ)とブラックショーツFCの2チームの全選手を対象に大会MVPの選考がされた。

 

インテル モビスターのスカウトマン

「僕が一番びっくりしてます(笑)」。ピヴォチャン2016決勝戦終了後に、ホセレ ゴンザレス氏から「大会MVPはブラックショーツの田口慎選手」と発表があったとき、あまりの意外な人選に僕は正直びっくりした。ゴールを決めたわけでもない彼が何故? その気持ちをじかに伝えたところ、田口自身から返ってきたのが冒頭の言葉だった。インテル モビスターのスカウトマンを務めているというこのスペイン人は、田口のどこに高い評価を下したのだろうか。話は長くなるが、彼のコメントの数々が実に興味深いので、最後まで是非付き合ってください。なお、通訳はかつてFリーグのシュライカー大阪でピヴォとして活躍した片山堅仁さんが担当してくれた。

まとめ◆デジタルピヴォ! 山下

 

フットサルにおける判断の重要性を熱く語るスペイン人のゴンザレス氏。サッカーのレアル マドリードのスカウトマンも務めているという。ゴンザレス氏はピヴォチャンの協賛社、株式会社ユーロプラスインターナショナル(http://europlus.jp)の尽力で2度目の選考にあたってくれた。

 

予選リーグGグループ初戦を前にしたブラックショーツFCのメンバーの1人として集合写真に収まる26田口。

 

予選GグループのASVペスカドーラ町田アスピランチ戦で相手フィクソとゴール前でポジション争いをする26田口。

 

決勝戦で縦突破を図る猛牛打線32番の中へのフェイントに尻餅をつく26田口。

 

カウンターから抜け出しゴレイロと1対1になる26田口。以上、田口の4枚の写真からも分かるとおり彼にフォーカスして撮った写真ではないため集合写真以外すべて後姿ばかり。ゴールに絡まなければカメラを通して試合を見ている僕らプレスに"隠れた才能"は見抜きにくい。...というのはただのいい訳にすぎないか...。

 

小3から7年間、マルバでフットサルを学ぶ

Pivo! 改めて田口慎選手をMVPに選考した理由を聞かせてほしい。

ゴンザレス スペインでは小さい年代からそうなんですが、考えさせるということを一番大事にしていて、判断というのが、一番差を分けるスポーツはフットサルっていうのをスペインではとらえているので、もちろん、判断だけじゃなくてフィジカルとかテクニックとかっていうのは大事にするんですけど、一番大事にしているのは、何が差が出るかっていうのが分かっているので、状況判断の部分。で、彼を見たときに状況判断をしようとしてるし、できている部分があったので、考えている部分が見えたんですよ。ひとつひとつのプレーに。ていうところが一番の理由ですね。ほかのチームにも判断のいい選手はいました。例えばロンドリーナの選手とか何人か若いいい選手はいましたけど、でも、その中でも判断の部分だけを見れば彼が一番早かったしよかった。

Pivo! 判断スピードが速いということでいいか。

ゴンザレス 基本的に日本人選手ってプレースピードは速いんですよ。ただ、そこに判断が伴っているかどうか。判断して、その判断スピードが速いっていうのが彼が一番よかったかなっていうところです。

Pivo! なるほど。田口選手、それを聞いてどう思った?

田口 僕は、フットサルに"復帰"してからまだ2年足らずです。小学校3年生から中学校3年生まで地元(茨城)のマルバっていうチームでやってて。それは今のチームでフットサルをやるうえで、すごく大きいです。で、その後は高校でサッカーをやって、卒業してこっち(東京)へ来てこのチームでフットサルを始めました。なので、考えないと今のレベルではやっていけないので、それが一番もう(大変です)。チームで一番若いので、走ることは当たり前で、あとは考えていかないと、フットサルは4人しかいないんで。自分の判断ミスで負けるのはどうしても嫌なので。常に考えてやってることが評価されたのは少しうれしいです。

Pivo! 判断は彼自身も大事にしている部分だということだが、判断スピードについてもよかったということか。

ゴンザレス もちろん、判断の速さっていうのはありましたし、普通にパッと見たときに、すごく目立つような選手じゃない。けど、僕らがスペインで大事にしている判断のスピードと質っていう部分では、考えてやっているという部分も含めて、まだまだ伸びるっていうところもあります。一方で、判断をするってことがない選手、でも(プレースピードは)速い、っていう選手は経験のある選手でも判断はなく経験だけでやっちゃってる。自分の経験で、こうだろこうだろってやってる選手が多い中で、まだ経験がないが故に(田口には)やっぱり常に考えているってところが見えて、それがこれから伸びるし、それが世界で一番大事だって自分は思っているので。その結果が田口選手になりました。

パスコースを変え続ける動き

Pivo! 判断の質、スピード、それを今日の試合で、どんな場面で感じたか。

ゴンザレス このプレー! っていうのは難しいです。何故なら試合の中で、入った時間の中で、判断がいいって思えたシーンが結構あった。そのシーンっていうのは、例えばキーパーが持ったときに全員がバーン! って長い距離を走っている中で、相手が全員下がったなと思ったときに(田口は)すぐに戻ってくるとか。もちろん引っ張っていって相手が残っていればそのまま走り続ければいいですけど、そこで相手が食いついているのであれば、スペースは後ろに生まれるじゃないですか。そのときに戻ってこれているっていうのがまず1つ。それと、あとはフウガのピヴォの選手ですごく体がデカくていい選手がいた。彼は常にパスコースをつくるために、ディフェンスの後ろで駆け引きをしているのはいいんですけど、常にディフェンスの後ろに隠れちゃってた。やっぱりパスラインをつくるっていうのがこのスポーツは大事で、ボールが動いたらまたパスコースをつくることで絶対に変わるので。敵のプレッシャーによってもできるパスコースが変わるっていうのを常に考えて、田口選手が角度を変え続けていたっていうのがもう1つのいいところで、その2点ですね。

 

続きはこちら→ http://www.targma.jp/pivoplus/2016/06/07/post24418/ (デジタルピヴォ!プラス)


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